「パタカラ体操」は何のため?
おはようございます!ケアーズ日立南東海の言語聴覚士の木名瀬です。
以前のブログで「嚥下体操」について書きましたが
今回は、その続編です。「嚥下体操」の中に組み込まれていることが多いと思いますが
「パタカラ体操」についてお話ししたいと思います
まずは、そもそもその目的は…
・お口の周りの筋肉や舌の動きが悪くならないようにする、動きを改善する
では、その効果は…
・噛む力や飲み込む力の維持・向上
・唾液の分泌の促進
・発音がハッキリする
・口呼吸ではなく、鼻呼吸にすることで口腔乾燥を防ぐ
などがあります
個別の効果としては
「パ」の発音は唇を閉める筋力を鍛え、食べ物を口からこぼさないようにします
「タ」の発音は上あごから下あごを打ち続ける動きなので、舌の筋力を鍛え食べ物を押し潰す・飲み込む力を付けます
「カ」の発音は喉の奥に力を入れるので、誤嚥せずに食べ物を食道に送り込む力を付けます
「ラ」の発音は舌を丸めて舌先を前歯の裏に付けるので、食べ物を喉の奥へと運ぶための舌の力を付けます
嚥下体操と同様にお食事前に行うことが効果的です
ご自宅でいつまでも美味しく食事が出来るようにサポート出来るように、今後も情報を発信していきたいと思います